骨が足りない

今までは骨の量が少なくて、インプラント治療ができなかった患者さんに対しても、骨を再生させるような最新の技術を学ぶべくアメリカまで行き、技術を習得してきました。

そして今ではインプラント治療を受けた多くの患者さんから喜びの声をいただいております。ここでは、当院で扱っている骨造成や再生治療のテクニックをご紹介いたします。

PRGF:自己血液を用いた再生治療

  • PRGF
    ▲PRGF(BTI社)
  • 血小板濃縮フィブリン
    ▲生成された自家組織フィブリン
  • BTI
    ▲生成の遠心分離機

当医院では、遠心分離機を使用して患様ご自身の血液からPRPを精製し、インプラント治療に活用しております。PRPとはPlatelet Rich Plasma(多血小板血漿)の略語で、採取した血液の中から濃縮した血小板を取り出した血漿のことです。インプラント治療にPRPを用いるメリットは…

  • 骨質が悪い症例でも成功率が高くなる
  • 歯槽骨の増強に使用する
  • インプラントの骨結合や歯茎の治癒を促進する
  • 術後の腫れが少なく痛みが伴わない

・・・などです。

次世代の完全自己採血による血小板濃縮フィブリン製剤として、歯科に限らず、医科の分野や再生医療など多くの分野での応用が期待されています。

TE-BONE:体性幹細胞からの骨造成

TE-BONEとは、患者様自身の細胞を用いて骨を再生させる日本初、最先端の治療法です。

TE-BONE

この治療法を受けられる施設は、指定の研修を受講し、認定を受けた医療機関に限られております。
当院の認定を受けた証明書各種は以下です。

TE-BONE認定

TE-BONEは、東京大学医科学研究所とTESホールディングとの共同研究で開発された骨再生治療法です。
東京大学での臨床研究でも、安全性と有効性が確認され、以下のような特徴があります。

  • 従来の治療に比べ、治療期間が短縮される。
  • 従来の骨移植と比較して身体的負担が少ない。
  • 患者様ご自身の 細胞と血清を使用する為、アレルギーや移植材料による感染の心配が無い。
  • 上顎だけでなく下顎でも患者様自身の骨が再生します。

歯槽骨が不足していて、インプラントが出来ない方、インプラントの安定性が得られなかった方などに最適な治療法です。従来の骨再生・骨造成方法と使い分けていきたいと思います。

参考掲載記事:
日本歯科新聞:http://www.tes-h.co.jp/documents/20110918.pdf
日本経済産業新聞:http://www.tes-h.co.jp/documents/news20111003.pdf
日本経済産業新聞:http://www.tes-h.co.jp/documents/20111017.pdf

GBR(骨再生誘導法)

歯を失ってから時間が経過していると、周囲の歯槽骨が吸収されていきます。GBR(骨再生誘導法)は歯槽骨の骨幅が不足している部分に、粉砕した自家骨もしくは骨補填材を置き、その上に人工膜を置き、骨の再生を促進する治療法です。

GBRGBRGBR

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サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

上顎の骨の上には上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる大きな空洞があります。上の奥歯が無い場合、歯がなくなることによる「歯槽骨の吸収」という現象がおき、時間とともにこの空洞が拡大し、インプラントを埋入するのに十分な量の骨が無くなってしまいます。そこでこの上顎洞に移植骨や骨補填材を充填して、上顎洞の底部分を押し上げ、骨が出来上がるのをまってからインプラントを埋入します。

サイナスリフトサイナスリフトサイナスリフトサイナスリフト

ソケットリフト(上顎洞底挙上術)

ソケットリフトは、特殊な器具を使って上顎洞底部を押し上げ、押し上げた部分に骨補填材を填入し、歯槽骨の高さを確保します。サイナスリフトが上顎洞までの骨の厚みが1~3㎜の場合に行うのに対して、ソケットリフトは3~7㎜の場合に対して行います。インプラントを埋入する部分(歯槽頂)から押し上げるので、傷口が小さくて済むというメリットもあります。

サイナスリフトサイナスリフトサイナスリフトサイナスリフト

抜歯即時インプラント

「差し歯を使っていたが歯根が折れてしまった」「事故などでぶつけて歯がグラグラしてきた」という方など、これから抜歯を控えている方には抜歯即時インプラントという治療法があります。

通常、抜歯後は、歯肉がふさがるまでの間はインプラント治療を待たなければなりませんでした。しかし、抜歯即時インプラントでは、抜歯とインプラント埋入を同日に行うことができます。抜歯当日からインプラントが骨と結合するまでの期間は仮歯で対応できる場合もあります。

  • 条件を確認
    ▲十分な骨の量、歯周病などの条件を確認します。
  • 抜歯
    ▲残せなくなった歯を抜歯します。
  • 埋入
    ▲抜歯してすぐにインプラントを埋入します。
  • 骨補填材
    ▲骨とインプラントの隙間に骨補填材を詰めます。
  • 仮歯
    ▲状態によっては仮歯をすぐ入れることもできます。

抜歯即時インプラントは、1回で手術が済み、治療期間が大幅に短縮され、腫れや痛みがほとんどなく、余分な麻酔や粘膜剥離などの手術に伴う負担が最小限で済むというメリットがあります。

しかしこの抜歯即時インプラントはどの方でも適応できる術法ではありません。埋入できる十分な骨の量がある、歯周病にかかっていない、などの条件を満たしている必要があります。

このように他院で「骨が足りない」「骨が薄い」と言われてインプラントを断られた方でも、骨造成・再生治療によってインプラントをできる可能性があります。お気軽にご相談ください。

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としもりサンフィッシュデンタルクリニッスタッフ
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